女子いぬまさ売券

(端裏書)「いぬまさかうりけん(売券)」

ようゝゝあるによて、うりたわすい□□□(いぬまさ)
女の事、
  合身代二貫二百文者、
右件むすめ、あさな〔字〕いぬまさ、とし十□□
になり候を、御さうてんにうりわたし□□〔まい〕
らせ候ところしち〔質〕也、もしにけう〔逃亡〕□□〔せう〕
も候はゝ、小むすめの候と、はゝまるを
□□にても候へ、御さうてんにめされ候□□□〔へく候〕、
又御心をそむきまいらせ候て、ふてう□□
はしりうせても候はんに、おや□□□□
とてゆきかたをもしり候ま□□□□
れをもし候物ならは、しんめい□〔ふ〕つ
□〔た〕の御はちを、あつくふかく□□〔かう〕
ふるへく候、よてのちせうもんの
しやう、くたんのことし、
  元亨四年〈子/歳〉十一月十九日
 うりぬし  志ん二郎  母  つ□□

女子いぬまさ売券(詳細)

金文番号
5340
和暦年月日
元亨4年11月19日
成立
鎌倉時代後期
形状
竪紙
料紙
楮紙
法量 縦x横
25.2 * 35.7
紙数
1紙
差出
いぬまさ
紙背
なし
整理番号
0069
最終更新日
2015-08-15