東重義用途請取状

うけとり候和よのようとうの事、
  合廿五貫文者、
右件のようとうハ、か和しまかあとゝ申て候
ちよつる女〈ニ、〉父にて候盛義かたひて候ゆつ
り状のしやうもんを、てらへまいらせ候て、さたをとゝ
め候物なり、このゝちあるいハしやうもんのあんもん
と申、又へちのゆつり状のしやうもんありと
申いたして、さたをつかまつり候事あるへ
からす候、もしへちの人にても、さやうの物いてきた
り候ハヽ、盛義のしひち(自筆)のしやうもんをまいらせ候
上は、重義つかい候て申ひらき候へく候、たゝし御け
いやくたかい候ハヽ、なけき申候へく候、仍状如件、
   嘉暦四年四月十五日    平重義(花押)

東重義用途請取状(詳細)

金文番号
5364
和暦年月日
嘉暦4年4月15日
成立
鎌倉時代後期
形状
竪紙
料紙
楮紙
法量 縦x横
31.8 * 48.4
紙数
1紙
差出
平重義(花押)
紙背
なし
整理番号
0086
最終更新日
2015-08-02