仲条百姓等申状
(端見返書)「願書」
御領仲条百姓等謹言上、
はやく御せいはいをかふらん
と思十分一のそせうのあい
たの事、
件元者、本主いかの入道殿
御時より、御りやう中をこき
やく(沽却)せられ候し〈ニ〉よて、御年く
のミしんわきまへかたくをハ
し候き、さるに方々のかいち
とうの御方々ゑ、一貫文〈ニ〉百文
つゝのようとうを、十分一とかう
して、年ことにめされ候間、さいけ
別〈ニ〉さたししんせしめ候、これハ御
そたうにつのられ候事、しよ
けんかくれなく候、このむねを
御たいくハんこしまとのへしさいを
申いれ候へハ、わたくしのせいは
いにをよはす、御寺ゑ事言上
せしむへきなりとおほせかふ
り候間、つふさに言上せしめ
候者也、
次〈ニ〉やくむたくまいに、田〈ニ〉段別〈ニ〉
百文つゝ、并さんかはうへに(マヽ)
段別〈ニ〉六十文つゝ、さいけ別〈ニ〉
さたししんせしめ候了、
せんし候ところハ、かの条々
の御くうしようとうらを、
しよはうのひんかけにま
かせて御そたうもつにつの
られ候へき御せいはいを
まかりかふり候て、百姓等
御領〈ニ〉あんとせしめ候ハんか
ために、恐々謹言上如件、
(備考)以下二通、鎌倉時代末期ノモノナルベシ、今便宜コヽニ収ム。
堂荘厳具足(折紙)(五九九四/九二紙背)
一堂荘厳具足
合十貫内
一貫四百文 五瓶花
三貫文 檀敷絹○【三疋】〈并仏/布施、〉
三百文 布 一、〈護摩壇/々敷、〉
/五百文 布 一、〈長色/大帷、〉
百文 土器、〈大 五十、/小 四十、〉
五百文 厚紙、十帖、
一百文 ○【閼伽】桶、二口、〈杓、〉
百文 金薄、〈折敷、〉
一百文 大桶 一、〈加櫃、/二、〉
百文 銀薄、
七百文 油〈加灯炷、〉
一貫 段□、
一貫文 菓子、
一貫 香薬、
一貫 仏供、
一貫 奥布、
十貫 色衆布施、十貫、
二貫 鞭、
保寿院
十貫 □衆、
五貫 庫衆、
三宝院
十貫 僧斎、
御領仲条百姓等謹言上、
はやく御せいはいをかふらん
と思十分一のそせうのあい
たの事、
件元者、本主いかの入道殿
御時より、御りやう中をこき
やく(沽却)せられ候し〈ニ〉よて、御年く
のミしんわきまへかたくをハ
し候き、さるに方々のかいち
とうの御方々ゑ、一貫文〈ニ〉百文
つゝのようとうを、十分一とかう
して、年ことにめされ候間、さいけ
別〈ニ〉さたししんせしめ候、これハ御
そたうにつのられ候事、しよ
けんかくれなく候、このむねを
御たいくハんこしまとのへしさいを
申いれ候へハ、わたくしのせいは
いにをよはす、御寺ゑ事言上
せしむへきなりとおほせかふ
り候間、つふさに言上せしめ
候者也、
次〈ニ〉やくむたくまいに、田〈ニ〉段別〈ニ〉
百文つゝ、并さんかはうへに(マヽ)
段別〈ニ〉六十文つゝ、さいけ別〈ニ〉
さたししんせしめ候了、
せんし候ところハ、かの条々
の御くうしようとうらを、
しよはうのひんかけにま
かせて御そたうもつにつの
られ候へき御せいはいを
まかりかふり候て、百姓等
御領〈ニ〉あんとせしめ候ハんか
ために、恐々謹言上如件、
(備考)以下二通、鎌倉時代末期ノモノナルベシ、今便宜コヽニ収ム。
堂荘厳具足(折紙)(五九九四/九二紙背)
一堂荘厳具足
合十貫内
一貫四百文 五瓶花
三貫文 檀敷絹○【三疋】〈并仏/布施、〉
三百文 布 一、〈護摩壇/々敷、〉
/五百文 布 一、〈長色/大帷、〉
百文 土器、〈大 五十、/小 四十、〉
五百文 厚紙、十帖、
一百文 ○【閼伽】桶、二口、〈杓、〉
百文 金薄、〈折敷、〉
一百文 大桶 一、〈加櫃、/二、〉
百文 銀薄、
七百文 油〈加灯炷、〉
一貫 段□、
一貫文 菓子、
一貫 香薬、
一貫 仏供、
一貫 奥布、
十貫 色衆布施、十貫、
二貫 鞭、
保寿院
十貫 □衆、
五貫 庫衆、
三宝院
十貫 僧斎、
仲条百姓等申状(詳細)
- 金文番号
- 5371
- 和暦年月日
- (南北朝時代カ月日未詳)
- 成立
- 南北朝時代
- 形状
- 折紙
- 料紙
- 楮紙
- 法量 縦x横
- 31.8 * 43.5
- 紙数
- 1紙
- 紙背
- 「堂荘厳具足注文案」(『金』五九九四)
- 整理番号
- 0092
- 最終更新日
- 2015-08-15