益性法親王書状

此門跡事、可申沙汰仁候也九月十五日故院(亀山法皇)御仏事
以後者、籠居志候、当時者、
大覚寺殿【内】別院諸仏院ニ
住候、常御札到来候間、
珍悦覚候、覚也房ニ一度
申給候き、寂琳房・尊浄房
なとハ、全分一度も不音信候、
自是も無指事候間、一向
不申候、此老僧共、何事
候乎、委細可承候、尚々
来月仏事、門徒定
皆参候歟、一大事無申量
候也、謹言、
  正月十二日(文保二年) (花押)
 明忍上人御房

益性法親王書状(詳細)

金文番号
2117
和暦年月日
文保2年正月12日
成立
鎌倉時代後期
形状
竪紙(礼紙、上に切紙一紙、下に小切紙二紙を接続)
料紙
楮紙
法量 縦x横
31.8 * 50.3
紙数
3紙
紙背
(上)『尾於曽臨』第一紙、(下ー右)『自身バン(梵字)字観』(下ー左)『勧修寺臨終秘印』第四紙
付加情報
影字あり(順忍書状)、
整理番号
0340
最終更新日
2019/12/7