円鏡書状

鐃?并花筥十、令返進之候、此間
借預候之条、返々
悦入候、兼又
従一房去正月
廿五日上洛候、定
建仁寺辺候歟、
無縁孤独者候、
是も随分不便の
者〈に〉思候、如知食候、
京都知人一人も
候はす候、知食て候
人に便宜之時者、
被仰付候者、悦入候、
幼少よりみそたて候ける、
心操無不稠事候、
器量も候者にて候、
恐々謹言、
  三月十八日  円鏡(花押)
 明忍上人御房(釼阿)

(見返奥)「かねさわ」

円鏡書状(詳細)

金文番号
930
和暦年月日
(年未詳)3月18日
成立
鎌倉時代後期~南北朝時代
員数
1通
形状
折紙
料紙
楮紙
法量 縦x横
縦30.6 x 横44.8
紙数
1紙
差出
円鏡(花押)
宛所
明忍上人御房(釼阿)
紙背
『勧修寺四度名定〈/是ハ栄遍奉受栄然口決也〉』(聖教の裏紙)
整理番号
1026
神奈川県史
3404
最終更新日
2021-01-06