定順書状

(前欠)老僧に自幼少之時、随遂仕候し仁候之間、思乍憚
存候、又久見馴候上、学問之
志、異他被申候程に、如此啓候、
相構々々、入眼候者、恐悦無極可
存候、可申参候之処、灸治を
数ヶ一日仕候之間、以状申入候、
恐入候々々々、此僧の事、玄通坊も
久米田寺にて、暫同住之間、
粗被知候歟、又、鏡如坊の方より
状進上候、取之候者、毎事期
面参之次候、恐惶謹言、
  三月廿日  定順(花押)

(ウハ書)
「(切封墨引)
 松室寺〈御侍者〉      定順」

定順書状(詳細)

金文番号
1660
和暦年月日
(年未詳)3月20日
成立
鎌倉~南北朝時代
員数
1通
形状
竪紙(礼紙)
料紙
楮紙
法量 縦x横
縦28.9 x 横42.7
紙数
一紙
差出
定順(花押)
宛所
松室寺〈御侍者〉
紙背
『華厳探玄記第三疏抄類聚』(湛睿稿本)
整理番号
1082
最終更新日
2022-06-01