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国宝 金沢文庫文書データベース
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如月書状・兵部卿阿闍梨勘返状
少笠原六郎と申候者の 「房にて春日同心候はめ」
▲子息にて、相知候僧舎
弟候之間、無他事、令秘
計候也、
返々可被懸
御意候也、
若候者損候はぬ
やうにおほせ候て、
使者へ可給候へく候、
「無指事候、」
其後▲何条御事候乎、無
差事候之間、不令申案内候、
積欝無極思給候、兼又雖
不思懸申状其憚多候、無内外
大少事申承候、僧相知候▲少児、
「ゆかしくこそ候へ、」
近明之間、若宮別当房へ令参
「今年者方々相渡事候て持絶候、」
候か、▲五明二三本入事候之間、
「房主方にもさ様仁の持候ぬへきも不候、」
大略諸方へ令秘計候けに候、
「仍不及申候、」
其随一相求候て、可助成之由□
「折節皆□
者令申候、若▲御房中御少仁□
里へ出候只一本箱底候けり、給人ま□□□
中〈ニ、〉御所持事候者、一本□□
にて候へとも、とりて進候、よに下品候へとも、可御
御方便候乎、十二三歳仁にて候、
事闕候かとて進候、少き人なと究竟事候歟、」
相構々々、被懸御意候者、尤以本
「此間ハ最勝園寺に候つるか、為徳院こと出候、還御
望候、是体物、僧中都以不所
まて之間、物忩にて何方へも不申候也、」
持事候、真実々々、其憚候へとも、
「悪き申方も不覚候、」
忘万事憚令申候、若又所持之
時候へは、其時者必々可立御用
候、さる事も候へは、たのもしく
被思食候へかし、返々不顧其憚
「何条子細候哉、不然者、
令申候、よにゝゝ▲不得心に候へとも、是体
故障ニ無子細候、無御憚之条本意候、」
遁世者法師ちとこそ候へ、又御分〈ニハ〉
「勿論候、」
尤▲御鹿骨候へき事にて候、毎事
期後信候、▲恐々謹言、
「□〈上〉」
▲六月廿一日 如月
「不分放馳申候者、如月御免候歟、」
兵部卿阿闍梨御房〈御方〉 如月
如月書状・兵部卿阿闍梨勘返状(詳細)
金文番号
2011
和暦年月日
(年未詳)6月21日
成立
鎌倉時代後期
員数
1通
形状
竪紙(本紙・礼紙)
料紙
楮紙
法量 縦x横
30.0 30.0 * 46.3 46.5
紙数
2紙
紙背
(一)(二)湛睿稿本(袋綴、華厳・起信論関係)
付加情報
本紙の右端に切封の跡あり、紙背(一)(二)とも同一稿本、
整理番号
1094
遺文
鎌21315
神奈川県史
1336
最終更新日
2021/9/27
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