氏名未詳書状

此よしを申させおハし  まし候へく候、
  返々明忍御房の
  御くたりこそ、御心もとなう思ひ
  まいらせて候へ、
  あなかしく、
そのゝちの御やうも、
御おほつかなく候、
こまかに承候へく候、
又その御方の御心地も、いかゝ
わたらせおはしまし候らむ、かたゝゝ御
おほつかなくこそ、おほえさせ
おはしまし候て候へ、

(ウハ書)
「(切封墨引)   すきのやつより
 円信御房へ申させ給へ」


(影字)
ちやうらうの御やう、
申はかりなき
御事にて、御
たすかり候へしともおほへさせ
おはしまし候へかし、
あまりに心ほそくこそ候へ、
あなかしく、

氏名未詳書状(詳細)

金文番号
2613
和暦年月日
(年月日未詳)
成立
鎌倉時代後期
形状
竪紙(礼紙)
料紙
楮紙
法量 縦x横
31.6 * 48.7
紙数
1紙
紙背
『秘鈔口決〈本鈔第六巻〉』第十八紙
付加情報
影字あり(『金』二六一三氏名未詳書状)、
整理番号
1128
最終更新日
2015/8/16