氏名未詳書状

□□□程に、さすけのれん花
寺に、如法経のをこなはれ候
に、たうしこもりて候か、
御かたゝゝにもみなゝゝ御つと
いにて候に、これは又おほや
けの中のわたくしなる心地
しさふらひて、いつれもけち
えんにてこそ候へ、いとおもひ候
て、よろつわたらせをはしまし
さふらへは、はかにてのたらに
なとは、御とふらひ候らんと、心や
すく思ひまいらせて候、十五日
にそ、はかへもまいり候へく候、
十四日はこれの御はかともへ、
まいりさふらひ、又□てたてにて候、

『(切封上書)
 (墨引)
   明忍の御房の御りやうへ  
〈まいらせ候〉     こまちより』

(影字)
  金対受記不廻李候、
  □□入候、
所借進候胎蔵界
対受記七結、慥
預之候、、金対受記
人に被借去候□
□□相存候、可伝借
□□□、恐々謹言、
  七月十一日                            □□ 

氏名未詳書状(詳細)

金文番号
2619
和暦年月日
(鎌倉時代後期)
成立
鎌倉時代後期
形状
竪紙(礼紙)
料紙
楮紙
法量 縦x横
32.0 * 49.4
紙数
1紙
差出
こまち(小町)、□□
紙背
『秘鈔口決〈本鈔第二巻〉』第十八紙
付加情報
本文書の本紙は一三三五氏名未詳書状、影字あり(氏名未詳書状、『金』二六一九)、
整理番号
1135
最終更新日
2011-11-26