氏名未詳書状

□□□かまくらに候はんほとは、つねに申たく候
なから、ほとへたゝりてをはしまして候
ほとに、わさとはさしたる事候はねは、
申まいらせ候はす候、ひんきは候はす、
心ならすをろかなるやうにおほえさ
せおはしまし候て、返々心もとなく候、かくしゆんの
御房にも下中たほうしにおはし
まし候、はて候へは、又いつくへかわたらせ
給ひ候すらんと、心もとなく候、なをゝゝ
すゝしくなり候はゝ、まいり候へく候、
いのちはしり候はねとも、ことしは
かまくらにそ候はんすらん、又
   『(切封上書) わかみやこうちより』
 かねさはの〈御てらへ〉
 □□□んわの御房の□□□寺へ〈申させ給へ〉

氏名未詳書状(詳細)

金文番号
2620
和暦年月日
(鎌倉時代後期)
成立
鎌倉時代後期
形状
竪紙(礼紙)
料紙
楮紙
法量 縦x横
32.5 * 48.2
紙数
1紙
差出
わかみやこうち(若宮小路)
紙背
聖教書写目録(仮題、折紙、一紙完結、元徳元年熈允書写)
整理番号
1136
最終更新日
2011-11-26