氏名未詳書状

□□□ふきの  □□□候へく候、
  □□□して御とりなへ候て、
  □□□せ□□□をはしまして候て、
  ゑんみちの御かたへ
  □□□へまいらせさせをはしまし候て、
  □□□くはやし□□□のひんきに
  これへ給はり候へく候、
  □□□ひんきにちやをもまいらせたく候へとも、
  □□□しかと思候ほとに、                                                                                                      
  □□□このゝちのひんきに
  まいらせ候へく候、
  この御返事にこまかにうけ給り候へく候、
  □□□りて候、
  □□□ことしはふさたなる事は候
  ましく候、あなかしく、

御すゝき物なと、さそゝゝ
大事なる御事にて候らんと、
をしはかりまいらせて候へとも、
すへてゝゝゝしりまいらせたる
かたもわたらせをはし
まし候ぬほとに、申へす候、
さてはことしの知事に
あたりて候つる、ことのほかに
此なたさまは、よの中も
わろく候へは、心くるしさ
(ウハ書)
「(切封墨引)                                    〈かねさはの〉
 □□□の御房〈御方へ〉  〈三村の〉尼寺より」

氏名未詳書状(詳細)

金文番号
2627
和暦年月日
(年月日未詳)
成立
鎌倉時代後期
形状
竪紙(礼紙)
料紙
楮紙
法量 縦x横
29.5 * 45.3
紙数
1紙
紙背
湛睿稿本(袋綴、華厳・起信論関係)
整理番号
1146
最終更新日
2011/11/26