慈性書状

涅槃会のけちえん二、たしかに給はり候ぬ、その御寺にもり候に、はるゝゝの心ちし候、まことに
御ありかたうおほえさせ給へく候、
とりそなへまいらせ候へく候、又、
花のよにこれにはありかたう
候に、おほしめしより候けるあ
すのふさつのかめにたて候
なんすと、おほえさせ給て候、
よろつこのはうゑなんとすき
候て、申いれ候へく候よし、申させ
おはしまし候へく候、あなかしく、
  二月十三日  慈せい(花押)

慈性書状(詳細)

金文番号
1353
和暦年月日
(年未詳)2月13日
成立
鎌倉時代後期
員数
1通
形状
竪紙(本紙、切紙二紙を上下に接続)
料紙
楮紙
法量 縦x横
縦31.2 x 横48.7
紙数
一紙
紙背
(上)『文殊師利菩薩念誦次第』第七紙、(下)『文殊師利菩薩念誦次第』第八紙
整理番号
1147
遺文
鎌26522
神奈川県史
2112
最終更新日
2022-06-01