れう□書状

申たき御事も候へとも御文にはことをうきやうに
候て、方々この御仏事にも
あいさえまいらせ給候つれは、御下
とも候はゝと、まつ御事を
思ひいてまいらせて候、御文給はりて
候し、ひんきをすこし候はす、
御心さしまめやかに、御かた
しけなく思ひまいらせて候、
あはれのほり候て、よろつ申
うけ給はり候御事にて候はゝ
やと、はるかなる御程も、
いまさらほいなくおほえて候、この
そうたち見まいらせ候て、御なつかしう

(ウハ書)
「(切封墨引)                                        ゑんしんの御房
    御返事申させ給へ  れう□」

れう□書状(詳細)

金文番号
2338
和暦年月日
(年月日未詳)
成立
鎌倉時代後期
形状
竪紙(礼紙)
料紙
楮紙
法量 縦x横
32.4 * 51.0
紙数
1紙
紙背
『秘鈔口決〈本鈔第十一巻〉』(釼阿本)第七紙
付加情報
影字あり(一二九二氏名未詳書状)、
整理番号
1153
最終更新日
2011/11/26