れう□書状

うけ給はり候へとも、御なを
わすれまいらせ候て、
ひかおほえにて
候やらんと、
心もとなく候へとも、
御うはかきに申候、
御ゆるし候へく候、  
御事におほさせ
おはしまし候なから
はるかなる御程は、
つねに申うけ給はり候御事と、
わたらせおはし
まし候はねは、
心よりほかにおほえて候、
はま殿の御かたへも、
申たく候へとも
たゝいまくらきほとにて候
ほとに、をなし御事に申候、
いつれも御わひ
しくおほえさせをはしまし候、
あなかしく、
       正月廿四日

(ウハ書)
「(切封墨引)
 □□ま殿の御つほね     れう□」

れう□書状(詳細)

金文番号
2336
和暦年月日
(年未詳)正月24日
成立
鎌倉時代後期
形状
竪紙(礼紙)
料紙
楮紙
法量 縦x横
32.3 * 50.7
紙数
1紙
紙背
『秘鈔口決〈本鈔第四巻末〉』(釼阿本)第五紙
付加情報
影字あり、
整理番号
1155
最終更新日
2011/11/26