氏名未詳書状

かやうにうけ給候  御事、返々御かたしけなく
  おほえさせをはしまして候、
  さてあふき十給候ぬ、
  思より候はぬ御心さし、
  ともかくも申はかりなく

  おほえさせ
  をはしまして候、
  ゐ中には
  かやうの物候はぬに、
  猶々申つくしかたく、
  御かたしけなく
  おほえさせをはしまして候も、思ほとは
  申され候はて、
  とゝめ候ぬ、このよし
  申させ給へ、あなかしくゝゝ
ゝゝゝ
いらせをはしまして
候けるをりふし、ちと
さしあふ事の
候つるに、かくとも人の
申候はて、返々ほいなくなけき申て候に、
 (ウハ書)
「(切封墨引)         □□□」

氏名未詳書状(詳細)

金文番号
2644
和暦年月日
(年月日未詳)
成立
鎌倉時代後期
形状
竪紙(本紙・礼紙)
料紙
楮紙
法量 縦x横
32.6 31.5 * 50.5 50.6
紙数
2紙
紙背
(一)『秘鈔口決〈本鈔第十六巻〉』(釼阿本)第三紙、(二)『秘鈔口決〈異尊巻四〉』(釼阿本)第二十二紙
整理番号
1179
最終更新日
2011/11/26