氏名未詳書状

さても、たひゝゝの御たかひ、  いつくにてかと、よく
  申まいらせたく候しをも、
  いつかうけ給はり候へきと、
  心もとなく思ひまいらせ候、
  とく心ちのよくなり候へ
  かしと、ねかはれ候、
  あはれ御ひまに御たち入候へかしと、
  返々思ひまいらせてこそ候へ、
        あなかしく、
よ□□□もこの□□□事、廿七日に、
かまへてのひ候はぬ事にて                         候
へかしとおほえて候、
心くるしさも、御心にかけて
うけ給はり候へく候、御うれしさ
まめやかに、御ありかたう、
よろこひおほえさせ、おは
しましてこそ候へ、
(ウハ書)                                      「  封
        申させ給へ」

氏名未詳書状

金文番号
2684
和暦年月日
(年月日未詳)
成立
鎌倉時代後期
形状
竪紙(礼紙)
料紙
楮紙
法量 縦x横
31.7 * 51.0
紙数
1紙
紙背
『薄草子口決』(釼阿本)巻十第一紙
付加情報
影字あり(某注進状、『金』未収)、
整理番号
1221
最終更新日
2011/11/27