氏名未詳書状

まことに夏中は、御いとま無  事にて候らんと、をしはかりまいらせ候、
  御返事は返しまいらせ候、

又御返事をし候へく候、
をなしく候、上手にこそつくらせ候
はめと覚え候、
この御労は、おほかたれいのとをりにて候、
御りなとの一二日はくたり候て、
御くたひれにて候、
(ウハ書)
「(切封墨引)         御返事」

氏名未詳書状(詳細)

金文番号
2697
成立
鎌倉時代後期
形状
竪紙(礼紙)
料紙
楮紙
法量 縦x横
31.9 * 50.2
紙数
1紙
紙背
『薄草子口決』巻一第十七紙
付加情報
影字あり、
整理番号
1234
最終更新日
2011/11/27