氏名未詳書状

心もとなくおほえさせをはし
まし候へ、ゆの程も
すき候て、ゆきのうちに、中風の気も
いとゝまさり候ぬと、わひしう候て、
あはれ春まてへちの事候はて、
まちつけまいらせ候はゝやと、猶々
いまはそれのみ、心もとなく
おほえてこそ候へ、
みちのほとにくたひれ候て、
なに事ものちのひんに申候へく候、
      あなかしく、
       十一月五日申候、

氏名未詳書状(詳細)

金文番号
2703
成立
鎌倉時代後期
形状
竪紙(礼紙、切紙二紙を上下に接続)
料紙
楮紙
法量 縦x横
*
紙数
2紙
紙背
(上)題未詳聖教(折本、真言関係、上下同筆)、(下)題未詳聖教(折本、真言関係)
整理番号
1240
最終更新日
2011-11-27