氏名未詳書状

そうの御のほりの時の御文、かしこまり候て、うけ給はり
候了やつ殿御かたの御とうやく
の間の御事、すいふんひけい
仕候て、へちのしさい候はす候、その
間事、かみより御申候はん
すらん、これも御文にあつかりて
候しかとも、なかゝゝその恐候間、御返事
申あけ候はす、御心え候へく候、
さては、せんゝゝ進候し三月御
仏事にようとうを五貫、せんゝゝ
進上仕候よし、わか御せんの御さは
くりしまいらせ候しか、すこしはゝ
かりあるていにて候し間、この
ほとはおもひなから、そのき候はす候し、
つやゝゝ思はすれ候て、ゐ中へも申
くたし候はす候、まつ仏もつ候はゝ

氏名未詳書状

金文番号
2705
和暦年月日
(年月日未詳)
成立
鎌倉時代後期
形状
竪紙(本紙、切紙二紙を上下に接続)
料紙
楮紙
法量 縦x横
32.4 * 49.8
紙数
2紙
紙背
(上)『公家孔雀経御読経開白導師次第〈不断/儀〉』第五紙、(下)『十種供養次第〈成俊堂/醍醐法印作〉』第三紙
整理番号
1242
最終更新日
2011/11/27