氏名未詳書状

  うれしくおほえて候、このゝちは
  むつかしくおほしめさ
  れ候ほとに、おほやけわたくし、
  つねにようしも
  申候はぬと、おほえてこそ候へ、
  さて、いま一御方へも御心え候て          申させをはしまし候へく候、              なをゝゝひき返うけ                    たまはり候へく候

このほとの御なこり、
いつしか思いてまいらせてこそ候へ、
あまりにいふせき
やうに思まいらせて候つるに、
見参に入まいらせて候へは、

氏名未詳書状

金文番号
2723
和暦年月日
(鎌倉時代後期)
成立
鎌倉時代後期
形状
竪紙(本紙、上に切紙一紙、下に小切紙二紙を接続)
料紙
楮紙
法量 縦x横
30.8 * 51.1
紙数
3紙
紙背
(上)『乞戒作法』(釼阿本)第一紙、(下)(右)『表白〈愛染〉』(釼阿筆、表紙)、(左)題未詳聖教(折本、釼阿筆、『乞戒作法』か)
整理番号
1260
最終更新日
2011/11/27