氏名未詳書状

御あはれにのみをしはかられさせ
おはしまし候、                      さても、一日はわかみの
思よりまいらせ候はぬに、
ふといらせおはし
まして候しかは、あまりに御いとをしく、たゝ
こ上々々の御事のみ、
思いてまいらせ候て、御方々々のけさんに
入まいらせ候、ひとりみまいらせ候も、
念なくおほえて候しほとに、
蓮心の御房へもあはれ見まいらせ
させをはしまし候へしと
申て候しに候、かやうの御事ともゝ、
   『(切封上書)
 明にんの御房<申させ給へ>』

氏名未詳書状

金文番号
2743
和暦年月日
(鎌倉時代後期)
成立
鎌倉時代後期
形状
竪紙(礼紙)
料紙
楮紙
法量 縦x横
31.9 * 49.3
紙数
1紙
紙背
『秘鈔口決〈本鈔第九巻〉』(釼阿本)第十八紙
付加情報
影字あり、
整理番号
1280
最終更新日
2011/11/27