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国宝 金沢文庫文書データベース
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氏名未詳書状
ちんふてもいまた
いてき候はて、このひんにも
まいらせ候はす、
このほとに、二の宮の
くたり候はんするひんに
まいらせ候へく候、
又、せう殿御下候へは、これの殿は、
まめやかにゝゝゝゝゝ、
御なこりおほき御事にてこそ候へ、
御中めてたく候へは、
みまいらせ候も、返々
うれしく候て、別の事候はて御下候へは、
みなみ殿の御方に、いかに
まちつけまいらせさせをはしまし候て、
うれしく思まいらせさせをはし
まし候はんすらむと、
をしはかりまいらせてこそ候へ、
このほとしけきはら
ちなとをこり候て、
ひさしくさとにこそ候へ、
あはれことし御のほりともの候へかし、
いま一とみまいらせ候はんとこそ候
はんするやらん、ことにこのほとは、
思いてまいらせてこそ候へ、あなかしく、
ちやうらうの御事、さきの
ひんに御ことつけ候て申候し、
おろかなる心ちし候て、
猶々、かねてたにも、御なけき
候しに、いかほとの御心のうち
にてかわたらせ給候らんと、をし
はかりまいらせてこそ候へ、これ
の殿も、まめやかに候、たのみ
まいらせさせ給て候つるに、
御なけきにて候へは、かたゝゝ、
申はかりなくおほえさせ
をはしましてこそ候へ、
みやう忍の御房、
かしこくそとく御下候て、
よくさはくりまいらせさせ
給はむと、御心やすく
をしはかりまいらせてこそ候へ、
さてもすいしやうのあな
の事、さきのひんに申候し、
御あつらへの所、正たいなく
候て、とりてもまいらせ候はぬ、
わひしうこそ候へ、たれ
にてもおほせられつけて
候はむ人をも、よくゝゝ
こまかに、しるさせまいらせて、給候へく候、
『(切封上書)
六月二十六日 えん心の御房の御方へ
<まいらせ候>』
氏名未詳書状(詳細)
金文番号
2758
和暦年月日
(鎌倉時代後期)6月26日
成立
鎌倉時代後期
形状
竪紙(本紙・礼紙)
料紙
楮紙
法量 縦x横
32.1 31.9 * 49.6 49.3
紙数
2紙
紙背
(一)『秘鈔口決〈本鈔第九巻〉』(釼阿本)第十二紙、(二)『秘鈔口決〈本鈔第九巻〉第二十五紙』
付加情報
本紙の右端に切封の跡あり、影字あり(本紙は一三一六氏名未詳書状、礼紙は鮮明ならず)、
整理番号
1295
最終更新日
2011/11/27
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