氏名未詳書状

うけ給はりて候しかへ物のあやの
ひとへ、□□□もははやをらせ候、さきのひんにも、

いつれにても、さきに申候しかとも、
まいり候はゝと思候て、かさねて申候、
三ゆい九すちにて
をり候、又にしきの物のたり候はぬ所、
八すちくして四ゆい七すち、このつかひに、
たひてをはしまし候へ、
もし八すちの物さきに申候しかは、
それかしのほり候て、
給はりて候はゝ、

なにゝても、
御ように候はん物、
うけ給はり候て、せさせてまいらせ候へく候、
やかてゝゝゝ候はんする
よし申候て、かへて候に候、
としのうち候しひん
なと候はすは、きぬの
をりて、正月の御れうに
あはてや候はんすらん、それこそ
わひしく候へ、
これはまつ、
ひんにて御文のきて候ほとに、
やかてこのかへ物のぬし、又
申候ほとに、それにたひ候也、
  十二月四日
   『(切封)

氏名未詳書状(詳細)

金文番号
2760
和暦年月日
(鎌倉時代後期)12月4日
成立
鎌倉時代後期
形状
竪紙(礼紙)
料紙
楮紙
法量 縦x横
32.7 * 51.0
紙数
1紙
紙背
『秘鈔口決〈異尊巻一〉』(釼阿本)第四紙
付加情報
影字あり(一二二四氏名未詳書状)、
整理番号
1297
最終更新日
2011/11/27