れうせう書状

候に、たいくわんのふさた□□□
や覧、としのうちちとまいらせ〔て〕候て、
のこりおほく候よし、うけ給候、
返々、あさましくなけき入て候、
やうゝゝに申て候へは、このほと
のこり候ふん、さたしまいらせ候へきよし、
太郎も代くわんも申候、
身にはかまくら□□□見も、大事に
候て、はこねに候ほとに、このほとの
ふさたのやうもくはしくしらす
候に候、なをゝゝもたいなく候、よくゝゝ
これらに申つけて候へは、さりともと
覚て候、いまゝてかやうに候へは、
あまかしりなから、ふさたに候とや、
おほしめし候らんと、返々御心もとなく、
覚させをはしまし候へく候、あなかしく、
   『(切封上書)
 みやうにんの御房の御方へ』

れうせう書状

金文番号
2765
和暦年月日
(鎌倉時代後期)
成立
鎌倉時代後期
形状
竪紙(礼紙、切紙二紙を上下に接続)
料紙
楮紙
法量 縦x横
32.1 * 44.4
紙数
2紙
紙背
(上)『美福門院御月忌次第』第十二紙(識語あり)、(下)『公家孔雀経御読経中間導師次第〈数日/儀〉』第六紙
付加情報
影字あり(一五〇二氏名未詳書状)、本文は一五五五れうせう書状と同筆、
整理番号
1302
最終更新日
2011/11/28