氏名未詳書状

  □□□月五日は
  それへまいり候はゝやと、
  □□□たち候、
  あさゆふ、
  □□□いのならひにて、
  まことにたうしは、
  御物わすれたき御事にて
  候らんと、
  心をやりまいらせ候て、
  とくゝゝまいりたく候、
  
おひたゝ□□□
ほかにのお□□□
仏事ともとりさたし
候はんすれは、かたゝゝ悦
そむし候、しなのゝ
御領たはまり候て、これにても、
さまゝゝめてたかられ候へは、
上の御をん申つくしかたく、
かしこまりまいり候に、
又こま殿の御慶につき候て、
法眼も□□□もほうこう
し候へきやうに、西御門殿より
とり申させをはし
まし候へは、これもしかしなから、
    このよし申させ給へく候、
         あなかしく、
  『□□□月十一日
 □□□よつるの殿  かめの□□□』

氏名未詳書状(詳細)

金文番号
2770
和暦年月日
(鎌倉時代後期)2カ月11日
成立
鎌倉時代後期
形状
竪紙(切紙二紙を上下に接続)
料紙
楮紙
法量 縦x横
30.7 * 48.8
紙数
1紙
差出
かめの□
紙背
題未詳聖教(折本、上下同筆、真言関係、一二六九と同筆)
付加情報
影字あり、
整理番号
1307
最終更新日
2011-11-28