氏名未詳書状

    さふらふらんと
おほえさせをハしましさふらひなから
をさなく候しより、そん
せられまいらせ候て、これにも御た
のもしき御事にはおほせをはしまし候
まゝに申候、御心えわたらせ
をはしまし候て、(本紙)

よきやうニ御申も候て給ハり候ハゝ
    猶々悦まいらせをはしまして候、
あなかしく、(裏紙)

かやうの事ハ、よに
おもひかけ候ハす、むつかしき
事にてさふらへとも、
さゑもんのたゆふさたの事、
一はんの御ひきつけに候、ことのやう
こまかに申入たきにて候、
よきやうに御こうしうわたらせ
おハしましさふらひて給候ハゝ(本紙)

返々おほ□□□て候、
これのをとゝハあまたさふらへとも、
此さえもんのたゆうはかりおとこ
にて、たゝひとりほとニこの
ことくに思候て、このさたの事
をもなけき申され候ほとニ
これのそせうをなし事にて候ほとニ
かやうの御事、御はゝよりも、(裏紙)

『(切封墨引)
   □□□□せ候、』

氏名未詳書状

金文番号
2771
和暦年月日
(鎌倉時代後期)
成立
鎌倉時代後期
形状
竪紙
料紙
楮紙
法量 縦x横
34.7 * 51.5
紙数
1紙
紙背
『甫文口伝抄』(凞允本)巻七第一紙
付加情報
影字あり(一三六九氏名未詳書状)、礼紙は一三六九氏名未詳書状、
整理番号
1308
最終更新日
2011/11/28