氏名未詳書状

なけかしくおほえて候、ことし
にて候はすとも、みやうねんのほとには、
かまへてまいり候はんとこそ、
思まいらせて候へ、このほとは、
くたり候はんするを
たのみに、よろつ申入候はん
するとのみ、思ひまいらせ候つるに、
とゝまりて候事、心うく候、
さて三ねんの御ふつ事の時、
申て候しやうに、十まいらせ候、
なにこともよきやうに御はからひ候て、
御とふらひ申させをは
しまして給はり候へく候、

(切封墨引)

(影字、K89/S3085「金沢貞顕書状」)
「明忍御房〈御返事〉      越後守貞顕」

氏名未詳書状

金文番号
2797
和暦年月日
(鎌倉時代後期)
成立
鎌倉時代後期
形状
竪紙(礼紙)
欠損
前欠
料紙
楮紙
法量 縦x横
32.4 * 50.5
紙数
1紙
紙背
『秘鈔口決〈本鈔第十六巻〉』(釼阿本)第15紙
付加情報
影字あり(三〇八五金沢貞顕書状)、
整理番号
1334
最終更新日
2019/6/22