氏名未詳書状

くはしきことは、そうたちの
御かたより申させをはしまし候
らんとて、さなからにて候、又□□□となく
御ひかすもすきさふらいて、百
日の御仏事、この御てらにてと
御さた候へは、あまりにゝゝゝゝ、いまさら
かなしくて候、ちやうもんにまいり候、
たうとく候につけても、御てらの
御事のみ御こひしくおほえ
させをはしましてこそ候へ、
ひむかしの御てらさまの事
とも思ひやりまいらせ候御心くるしさ、
申つくしかたくさふらひて、
よろつとくみちゆき候事にて
候へかしと、あんし入り候よしを、申給へく候、
   『(切封墨引)』

氏名未詳書状

金文番号
2799
和暦年月日
(鎌倉時代後期)
成立
鎌倉時代後期
形状
竪紙(礼紙)
料紙
楮紙
法量 縦x横
33.3 * 50.9
紙数
1紙
紙背
『能〈第三重口決/實賢流〉』(聖教の裏紙)
整理番号
1336
最終更新日
2011/11/28