氏名未詳書状

  さ□□□にもこまかに、
  御さいくり候て、みろくを
  くやうしまいらせさせ
  をはしまして候けるよしを、
  うけ給候しかは、
  ことに御さいこにも、
  かゝらせをはしまして候しにと、
  よろこひおほえさせ
  をはしましてこそ候へ、
  さやうにも、又それの御ひまゝゝの
  御やうにしたかい候て、
  御はからひ候て給はり候へく候、
  よろつ御文には申つくしかたく候、
  あなかしく、
さしたる御事の
候はて、ひさしく申候はぬは、
心よりほかにおほえさせ
をはしましてこそ候へ、ことしは
すてにまいり候はんする事と、
思ひまいらせて候つるほとに、かたゝゝ
しさいともの候て、にはかに
おもひとゝまりて候へは、いまゝて
御はかへもまいり候はぬと、
みのやうもおもひのほか、さ

氏名未詳書状

金文番号
2805
和暦年月日
(鎌倉時代後期)
成立
鎌倉時代後期
形状
竪紙(本紙)
料紙
楮紙
法量 縦x横
31.9 * 50.4
紙数
1紙
紙背
『秘鈔口決』(釼阿本)第二十紙
付加情報
本文書の影字は三一四六めうえん書状にあり、
整理番号
1342
最終更新日
2011/11/28