氏名未詳書状

かたゝゝさしもこそ思ひまいらせ候し、
上々ふた所にはなれまいらせ候ても、
四年まてになり候ぬる事、
いまさらおとろかれ候て、かなしく候つる、
心の行く方とは、
経をのみよみゐて候程に、
のとかいたく候て、わひしく候ほとに、
心くるしうてこそ候へ、
たらにのほとにいらせおはしまし候はゝ、
申給へく候、あなかしく、
   『(切封上書)
 御返事<申させ給へ>』

氏名未詳書状

金文番号
2808
和暦年月日
(鎌倉時代後期)
成立
鎌倉時代後期
形状
竪紙(礼紙)
料紙
楮紙
法量 縦x横
32.0 * 49.6
紙数
1紙
紙背
『秘鈔口決〈本鈔第九巻〉』(釼阿本)第十六紙
整理番号
1345
最終更新日
2011/11/28