氏名未詳書状
御つかいわまいらせ候へきものゝ
まいり候て、いまゝてに
なり候ぬる、返々
心よりほかにおほえさせをはしまして候、
をさあい物の事、
かやうにうけ給はりまいらせ候、
返々、御うれしくをそれ入まいらせ候て候、
なをゝゝをもひの事くうけ給はり
まいらせ候て、
をさあいものとものためまても、
ゆくすゑ御たのもしく思まいらせて候、
いのちつれなく候はゝ、いかさまにも、
御けさんにも入まいらせ候ぬと
うれしく、としつき久しく、
あはれなる御事ともゝ、
□□□はり候ぬる事、
これよりも、このほと
申入まいらせ候はんと、
おもひたち候なから、
さはる事候て、御返事に
申まいらせ候、
心もとなくおほえさせをはし
まして候、何事よりも、
めてたき御事、
うけ給はりまいらせ候へは、