氏名未詳書状

  心しつかに候はん所にて、
  はしめまいらせ候はんする
  心ちして候しかとも、
  あまりに世中もさためなく候程に、
  思たち候ほいもむなしく候はん事、
  まうねんになりぬへく候し程に、
  こその冬のころよりはしめて候、
  身もやまいものにて候、又てらのならひ、

此月廿三日のひ、みまいらせて候、
何事さふらはす候も、か□□□くらの
ひんきには、つねに申しいれ
まいらせたく候なから、さしたる
御事の候はぬには、御まきれも
をしはかりまいらせ候て、
すくしまいらせ□□□
心よりほかに覚□□□

氏名未詳書状

金文番号
2867
和暦年月日
(鎌倉時代後期)
成立
鎌倉時代後期
形状
竪紙
料紙
楮紙
法量 縦x横
32.6 * 25.2
紙数
1紙
紙背
なし(聖教の覆表紙に利用したもの)
整理番号
1404
最終更新日
2011/11/29