氏名未詳書状

  さふらひぬれは、いまはまちつけ
  まいらせ候へき心ちもし候はす、
  身も日にそへ候ては、
  よいゝゝしきやうに、
  なりまかり候て、こゝほそう、

  ほそ□□□の□□□をひんにうけ給
  はり候か、又
  うちまかせたるほとにて候はゝ、
  そめれうこれほとをくしてそ、よく
  候はんするとも申候、
  このほとは、よにゝゝ
  いふせく思まいらせて候、なに候とも、
  □□□よりひんつねに候へは、
  うけ給はり候へく候、
はるかに御をとつれも、
うけ給はり候はねは、
おほつかなう候て、
思まいらせて、御あらまし、
この春もむなしくすき
させをはしまし、

氏名未詳書状

金文番号
2868
和暦年月日
(鎌倉時代後期)
成立
鎌倉時代後期
形状
竪紙(本紙)
料紙
楮紙
法量 縦x横
32.5 * 50.8
紙数
1紙
紙背
『秘鈔口決〈本鈔第十一巻〉』(釼阿本)第三紙
付加情報
影字あり、
整理番号
1405
最終更新日
2011/11/29