氏名未詳書状

  なをゝゝかやうに
  御心に入て、とりて
  給はりて候、よろこひおほえて候、
きやうへの御文は、昨日
のたの四郎さへもんか、これへ
いてきて候しに、それへた
しかにまいらせよと申
候し時に、この御つかひに、
やかてそれにてうけとれと
申候、ようとうの事、六はら殿へまつ五十まいらせて
給はり候へ、六はら殿へも、

(影字)
五月十一日御札、六月二日
慥到来候、自是欲申
候之処、可然無便風于今
不申候に□□□
喜悦無極候、此夏中者、
□□□候て、
心閑に可□□□談心地(後欠)

氏名未詳書状(詳細)

金文番号
2873
和暦年月日
(鎌倉時代後期)
成立
鎌倉時代後期
形状
竪紙(本紙)
料紙
楮紙
法量 縦x横
32.2 * 49.8
紙数
1紙
紙背
『薄草子口決』(釼阿本)巻十一第十一紙
付加情報
右端に切封の跡あり、影字あり(氏名未詳書状、『金』二八七三に活字化)、
整理番号
1411
最終更新日
2011-11-29