氏名未詳書状

  申候か、大みやの
  たんこのかみとう人にて候、
  その人こなたをひらにあしく申て
  すてられ候へきよしを
  申され候ほとに、なけき覚候、
  かもんの入道とのゝ御文
  たに候ハヽしさい候ハしと人々
  □しの□大夫とのゝ御くたり候し
  ひんに、大事の
  御文をまいらせ候し
  ひんハあまた候つれとも
  御かへり事も候ハねハよにゝゝ
  おほつかなくこそ候、
たひゝゝ御文
まいらせをハし候とも
いまた御かへり事も
うけ給はり候ハねは
いふせくおほえて候へ
さてもいくまとのゝ御あつらへの
物とも、こふかみとのへの
ひんニとこつけて候へハ
夫かみなとりてにけて

氏名未詳書状(詳細)

金文番号
2877
和暦年月日
(鎌倉時代後期)
成立
鎌倉時代後期
形状
竪紙(本紙)
料紙
楮紙
法量 縦x横
32.0 * 51.4
紙数
1紙
紙背
『秘鈔口決〈異尊巻二〉』(釼阿本)第二十一紙
付加情報
影字あり(一四四九氏名未詳書状)、
整理番号
1415
最終更新日
2011-11-29