氏名未詳書状

  御いとをしう思ひつゝけまいらせ候し
  人々の御心の中のみ、
  ましてと御心くるしう、

うけ給なをす御
事もやと、おほえ候つるに、
今日にもなり候ぬれは、
まことに成はて候ぬる、
あまりにかなしくこそ、
□□□させ給て候へ、                 南殿の御方、

  □□□て候、やかて御返事
  申候はんとして
  候しかとも、せけんに
  はやり候事を、とのゝ
  せさせをはしまして、
  御□□□うにならせをは
  しまして候か、よに
  御心くるしき事
  にて□□□
   『(切封)』

氏名未詳書状

金文番号
2881
和暦年月日
(鎌倉時代後期)
成立
鎌倉時代後期
形状
竪紙(本紙、切紙二紙を上下に接続)
料紙
楮紙
法量 縦x横
32.0 * 45.5
紙数
2紙
紙背
(上)『宮高野御参詣次第〈三所御参儀/寿永三年〉』第十一紙、(下)『東寺御影供長者用意〈未再治〉』第十三紙
付加情報
影字あり(氏名未詳書状、『金』二八八一に活字化)、
整理番号
1419
最終更新日
2011/11/29