良證書状

すゑになり候ぬるにやと、心ほそ□かなしくおほえて候、いかにゝゝゝ御なき
候らんと、御こゝtろの中おしはかり
まいらせてソウル尾、御なけきはいつれも
おろかならぬ御事にて、わたらせ
給候らん、御なこりも事に御身ちかき
御事にて、わたらせをはしまし候つれは、
なをふかき御なけきにておほえ候らんと、
返々、思やりまいらせて候、さり
なから御りんしゆうめてたき御事と
うけ給はり候へは、思まうけまいらせて候へとも、
なけきのなかのよろこひとは、これをそ
申候らんとまて、よろこひ入まいらせ候、
いくら申たう候に、おりふしいたはる事候て、
御文もいかにと申候やらん、
とゝめ候しを申させ給へく候、

(ウハ書)
「   封                                                         明忍御房御かたへ
     申させ給へ  良証」

良證書状(詳細)

金文番号
2313
和暦年月日
(年月日未詳)
成立
鎌倉時代後期
形状
竪紙(礼紙)
料紙
楮紙
法量 縦x横
31.8 * 50.4
紙数
1紙
紙背
『薄草子口決』(釼阿本)巻二十第七紙
付加情報
影字あり、
整理番号
1428
最終更新日
2011/11/29