氏名未詳書状

  御時をもまつにて、よくまいらせ候なんと、
  ほいなくこそ候へ、
  なニ事もいそき候てとめ候ぬ、
  あなかしく、
長老(審海)の御骨かうや(高野)へ
御のほり候よし、うけ給候へハ、
いまさらあはれニ、おほえ
させをハしましてこそ候へ、
かいゑんの御房(祐範)御のほり
候へハ、御すゝき物なとの事も、
うけ給候はんする
心ちして候つれとも、やかて、
御下候へハ、なにの御よう
にもたちまいらせ候ハぬ、返々、

氏名未詳書状(詳細)

金文番号
2897
和暦年月日
(鎌倉時代後期)
成立
鎌倉時代後期
形状
竪紙(本紙)
料紙
楮紙
法量 縦x横
32.2 * 50.1
紙数
1紙
紙背
『相応経見聞〈私〉』(釼阿本)第八紙
付加情報
影字あり、
整理番号
1438
最終更新日
2011-11-29