氏名未詳書状
つしいてきさせ給て、いれ
まいらせて候へは、よろこひ入て候、ふつし
にも、よろこひ申て候、それよりも
おゝせ事候へく候、さて十八十七のくの
御れうに、わうさをし候ついてには
申候しを、このなけきのゝちは、なに事も
おほえ候はて、うちをきて候つるを、さのみは
御いたはしく候時に、
しまいらせ候はんと思て候、
はかうしんはゝかり候、たゝ時々よくは
つれて候はん、こまかにしるし給はり
たく候、わらはかみにはつれて候はん時、ひ
なともしるしたまはりたく候、さて
おりふし、これらみへ候ほとにまいらせ候、
あなかしく、
『(捻封上書)
謹上 〈まいらせ候〉』