氏名未詳書状

つしいてきさせ給て、いれ
まいらせて候へは、よろこひ入て候、ふつし
にも、よろこひ申て候、それよりも
おゝせ事候へく候、さて十八十七のくの
御れうに、わうさをし候ついてには
申候しを、このなけきのゝちは、なに事も
おほえ候はて、うちをきて候つるを、さのみは
御いたはしく候時に、
しまいらせ候はんと思て候、
はかうしんはゝかり候、たゝ時々よくは
つれて候はん、こまかにしるし給はり
たく候、わらはかみにはつれて候はん時、ひ
なともしるしたまはりたく候、さて
おりふし、これらみへ候ほとにまいらせ候、
      あなかしく、
   『(捻封上書)
 謹上  〈まいらせ候〉』

氏名未詳書状

金文番号
2902
和暦年月日
(鎌倉時代後期)
成立
鎌倉時代後期
形状
竪紙
料紙
楮紙
法量 縦x横
33.8 * 53.1
紙数
1紙
紙背
『大事口傳〈安祥寺〉』(折紙、一紙完結)
整理番号
1443
最終更新日
2011/11/29