氏名未詳書状
□てあさましき(浅猿)事にて候へハ、
申入候し事も御心ニかけ
させをはしまし候て、
御たすけ候へと思ひまいらせて候、
よろつたのミ入まいらせて候、
返々観達の御房(賢恵)へ
まいらせ候御文 こまかに御らんせさせ
をはしまし候へく候、
このよしを申し給へ、
此ゑちこ(越後)の事は、
はせとの(長谷殿)御方へ、
ゑちこの守殿、ひと御
ことハたに候ハヽ、給候ぬと覚候、あれは
さるへき事ともにて候へは、
ゆつり状のまゝに、
御はからひ候へと申させをは
しまして候、ひんにはさりとも
思ひまいらせて候、
このよしを御心え候へく候、
かまくら(鎌倉)へ御ついての□□
かまへてゝゝゝゝ□□
こまかに申□□
させおハしま□□
御方へ申させ□□
給候へ、又ゑち□□
御ひやうちやう□□
やう二し□□
おハしまし□□
かなやま(金山)の《古(故)》ゆい(由比)殿ゝ、此寺の観音
堂を五ちやうきしんせられて候し、
又行円ニ五ちやう、あかはし殿(北条顕時)ゝ
御れう人に、此所をまいらせ(進)候へハ、
その御方へあんと(安堵)を申て、
こしやうをとふらへと申おかれて候を、
むかへ(向)山の御てらの候しをり、
□□ゝゝ申候しかとも、きゝも入候はす、
(中欠)
申入候し事も御心ニかけ
させをはしまし候て、
御たすけ候へと思ひまいらせて候、
よろつたのミ入まいらせて候、
返々観達の御房(賢恵)へ
まいらせ候御文 こまかに御らんせさせ
をはしまし候へく候、
このよしを申し給へ、
此ゑちこ(越後)の事は、
はせとの(長谷殿)御方へ、
ゑちこの守殿、ひと御
ことハたに候ハヽ、給候ぬと覚候、あれは
さるへき事ともにて候へは、
ゆつり状のまゝに、
御はからひ候へと申させをは
しまして候、ひんにはさりとも
思ひまいらせて候、
このよしを御心え候へく候、
かまくら(鎌倉)へ御ついての□□
かまへてゝゝゝゝ□□
こまかに申□□
させおハしま□□
御方へ申させ□□
給候へ、又ゑち□□
御ひやうちやう□□
やう二し□□
おハしまし□□
かなやま(金山)の《古(故)》ゆい(由比)殿ゝ、此寺の観音
堂を五ちやうきしんせられて候し、
又行円ニ五ちやう、あかはし殿(北条顕時)ゝ
御れう人に、此所をまいらせ(進)候へハ、
その御方へあんと(安堵)を申て、
こしやうをとふらへと申おかれて候を、
むかへ(向)山の御てらの候しをり、
□□ゝゝ申候しかとも、きゝも入候はす、
(中欠)
氏名未詳書状(詳細)
- 金文番号
- 2903
- 和暦年月日
- (鎌倉時代後期)
- 成立
- 鎌倉時代後期
- 形状
- 竪紙(礼紙、切紙二紙を上下に接続)
- 料紙
- 楮紙
- 法量 縦x横
- 32.1 * 50.3
- 紙数
- 2紙
- 紙背
- (上)『後七日御修法伴僧所作用意』第一紙(三三七凾に四紙残る)、(下)『御衣加持』第七紙(識語あり)
- 付加情報
- 影字あり、
- 整理番号
- 1444
- 最終更新日
- 2011-11-29