氏名未詳書状

  うけ給はり候しかとも、
  夜部けさのほとは、
  又いかゝと、御心かなしく覚え
  させをはしまし候、
  これもなと□□□よに
  □□□ふしみなとも候へは、
  むかしのあともかはらぬ事
  にて候、あはれにも
  おほえ候て、あはれふたり見候て、
  なにとなき事も、申候はゝ
  やと、ねかはれて候、
  まことや、一日
  をもしろう候し御しやうしのしきしを、
  つねによみてきかせさせ給候はさりける、
  をめゝゝしさうたてく候、
  思ひいてまいらせ候てよ、
  御文にはつきし候へしとも
  覚候はねは、のこし候ぬ、
昨日もいくたひはかり
御をこりかけ候
やらむ、ひる
ほとにはちと御
ひまも候ける、

氏名未詳書状(詳細)

金文番号
2921
和暦年月日
(鎌倉時代後期)
成立
鎌倉時代後期
形状
竪紙(本紙、切紙二紙を上下に接続)
料紙
楮紙
法量 縦x横
31.8 * 50.1
紙数
2紙
紙背
(上)『頓成悉地法〈鑒教/莫傳千金〉 平座』第三紙、(下)『頓成悉地口伝集』(凞允本)第八紙
付加情報
影字あり、
整理番号
1462
最終更新日
2011-11-29