氏名未詳書状
はやむま(早馬)つき候て、
するか殿(北条宗方)うたれさせ給て
候とて、さい京の
人かよりゝゝ夜の中ニ、
はせあつまりて候し、
おそろしさ、いまはたゝ、
これへよせて候と
おほえ候て、心うくかなしくて
候しかとも、別の事なく候て、
その後ハ、京中もしつまりて
候へハ、返々、めてたく
おほえてこそ候へ、
御心さしふかく御
いのり候御しる しと、
おほえさせをハし(後欠)
五月三日(嘉元三年)の御文、同十一日ニ
たしかにみまいらせ候ぬ、やかて
この御文をみたいの御方へ
よくゝゝよみ申候ぬ、まことに
大夫との(北条時村)のゝ事とも、かくも
申はかりなく、たゝゆめの心ち
して候、かやうにうけ給候
こそ、返々よろこひおほえさせ
給候へ、ことに後生こそ心くる
しうおほえて候に、さやうに
ねんころに、御とふらひ
候らむこそ、御心さしありかたう
うれしく(後欠)
するか殿(北条宗方)うたれさせ給て
候とて、さい京の
人かよりゝゝ夜の中ニ、
はせあつまりて候し、
おそろしさ、いまはたゝ、
これへよせて候と
おほえ候て、心うくかなしくて
候しかとも、別の事なく候て、
その後ハ、京中もしつまりて
候へハ、返々、めてたく
おほえてこそ候へ、
御心さしふかく御
いのり候御しる しと、
おほえさせをハし(後欠)
五月三日(嘉元三年)の御文、同十一日ニ
たしかにみまいらせ候ぬ、やかて
この御文をみたいの御方へ
よくゝゝよみ申候ぬ、まことに
大夫との(北条時村)のゝ事とも、かくも
申はかりなく、たゝゆめの心ち
して候、かやうにうけ給候
こそ、返々よろこひおほえさせ
給候へ、ことに後生こそ心くる
しうおほえて候に、さやうに
ねんころに、御とふらひ
候らむこそ、御心さしありかたう
うれしく(後欠)
氏名未詳書状(詳細)
- 金文番号
- 2923
- 和暦年月日
- (鎌倉時代後期)
- 成立
- 鎌倉時代後期
- 形状
- 竪紙(本紙、切紙二紙を上下に接続)
- 料紙
- 楮紙
- 法量 縦x横
- 31.9 * 49.2
- 紙数
- 2紙
- 紙背
- (上)『鳥羽院御月忌次第』第十二紙、(下)『大御室御忌日蜜導師次第〈九月/二十七日〉』第十紙
- 整理番号
- 1464
- 最終更新日
- 2011-11-29