金沢貞顕書状

おもしろくわすれかたくおほえ候し事も、  けにくたひれ候て、何事も  おほえす候しに、ちとけふ
  さめておほえ候、この後も、いまハあはれゝゝゝ
  □としても、まいりつけ候事ニて候ハやと、
  思ひまいらせてこそ候へ、御さうしの事ともこそ候し、
この文いたいけつゝ、さて
つきゝゝと、のうゝゝと、みまいらせて候し、思ひいて
まいらせてこそ候へ、紅葉の色、まことに
ハなやかにミえ候しかハ、まいりて候かいも候て、
ことさら心もおよはす候、


(ウハ書)
「(切封墨引)
 まいらせ候     さた

金沢貞顕書状(詳細)

金文番号
484
和暦年月日
(鎌倉後期月日未詳)
成立
鎌倉時代後期
員数
1通
形状
竪紙(礼紙、切紙二紙を上下に接続)
欠損
後欠
料紙
楮紙
法量 縦x横
縦31.4 x 横51.3
紙数
1紙
差出
さたあ□(き)(金沢貞顕)
紙背
(上)『護摩秘抄』(什尊本)第3紙(識語あり)、(下)『護摩秘抄』(什尊本)第12紙
付加情報
影字あり。K4264「氏名未詳書状」は同一の文書。
整理番号
1467
遺文
鎌29429
神奈川県史
2537
最終更新日
2020-01-16