氏名未詳書状
思まいらせ候て、身こそかなひ候はさらめ、これま
をのほせ候て、申も入候へく候に、それも
かさをかき候て、はたらきへす候をりふし
にて、御つかひにもまいらせぬへき物も
いまは候はて、いよと申候物をまいらせ候
かもん殿ゝ御うちに、しやうくわんと申候
ほうし、くすしのかさかうやくをめし
よせて、つけさせまいらせさせをはしまし候へ、
たなか殿に御さた候て、つけまいらせさせ
をはしまし候へと申て候へは、御さた候はん
すらん、けんてうにやかていゑ候かくやくにて候、
もしたれもおほしめしよらせをはし
まし候はぬ御事もやとて、申候に候、
いまたいつくをもみ候はねとも、御寺のいか
めしく、御心やすきやうにうけ給はり候へは、
あはれこれへ御入候へかしと思まいらせて候、
うらやましく候、しんけう房ものちはしり
候はす、御寺に候へは、心やすくよろこひ入て候、
御くちいれ候し御事、かたしけなく
よろこひおほえさせはしましてのみ候に候、
『(切封墨引)』
をのほせ候て、申も入候へく候に、それも
かさをかき候て、はたらきへす候をりふし
にて、御つかひにもまいらせぬへき物も
いまは候はて、いよと申候物をまいらせ候
かもん殿ゝ御うちに、しやうくわんと申候
ほうし、くすしのかさかうやくをめし
よせて、つけさせまいらせさせをはしまし候へ、
たなか殿に御さた候て、つけまいらせさせ
をはしまし候へと申て候へは、御さた候はん
すらん、けんてうにやかていゑ候かくやくにて候、
もしたれもおほしめしよらせをはし
まし候はぬ御事もやとて、申候に候、
いまたいつくをもみ候はねとも、御寺のいか
めしく、御心やすきやうにうけ給はり候へは、
あはれこれへ御入候へかしと思まいらせて候、
うらやましく候、しんけう房ものちはしり
候はす、御寺に候へは、心やすくよろこひ入て候、
御くちいれ候し御事、かたしけなく
よろこひおほえさせはしましてのみ候に候、
『(切封墨引)』
氏名未詳書状(詳細)
- 金文番号
- 2935
- 和暦年月日
- (南北朝時代)
- 成立
- 南北朝時代
- 形状
- 竪紙(本紙)
- 料紙
- 楮紙
- 法量 縦x横
- 30.8 * 46.1
- 紙数
- 1紙
- 紙背
- 『授明汀口〈寛位〉』(裏紙)
- 整理番号
- 1478
- 最終更新日
- 2011-11-29