氏名未詳書状

なこへとのゝ御いのりの事、申
入候につけて、おそれ入ては候へとも、いつく
よりも、申入へきたより候はす候ほとに、
つねにかやうに申入候事、おそれはゝかり
入て候こほうのゐん身にあて候へ、ふちうの
御事なく候しかとも、おもひのほかの御
事ともにより候て、御いのりをとめられて
候しを、しそむにいたり候まて、ほうこうの
たえ候はん事、かつはみちのめんほくなき
事にて候、あまなはとのゝ御いのりは、た人の
ゆつられて候し、そのかくれ候はす候、なに事
も身にあて候ては、御ふしんあるへき御
事候はす候、こちんせいそうつかむすめ、
しゝうとやらむ申候し物、ふてうにて御
うちをいて候し、もしそれにも一にてや
なと、おほしめす御事もやわたらせおはし
※御いてわたらせをはしまし云々

氏名未詳書状

金文番号
2945
和暦年月日
(鎌倉時代後期)
成立
鎌倉時代後期
形状
竪紙(本紙)
料紙
楮紙
法量 縦x横
32.0 * 51.3
紙数
1紙
紙背
『秘鈔口決〈異尊巻二〉』(釼阿本)第二十紙
付加情報
影字あり(氏名未詳書状、『金』未収)、
整理番号
1491
最終更新日
2011/11/29