氏名未詳書状
さふらふ、かへすゝゝゝ
あさましく候、そのやうは、
こまかにさきのひんに、いくまへ
申候し、いまは
まいりつき候ぬらん、
さていつそやも申候し、
かしわきのさかいのさた
へちのしさいも候
ましきよし、人々
申候、はうのをかれて候
よし、うけ給はりて候へは、
よもくるしう候はし、そのうへいまも、
みなさのみこそ候へと、人申候ほとに、
少輔とのゝ御文をかまへて給はり候はやと思て候、
よきやうに申させ
をはしまし候へ、
左近の大夫入道とのはたひて候し、
つけて候へとも、かろく思はれて候
やらん、かなはす候、
おほくこれはかりこそ、
たのみたる身にて候に、とし月
しやうたいなく
なされて候つるに、いまゝて
又かくとゝこほり候、
申はかりなくなけき覚て候、
としのうちよりの風のけ、なかゝゝしく候て、
いたく大事なる事は
候はねとも、をこりゝゝゝし候へは、
いてたちにて候らんと、
心ほそうおほえて候とも、いま一と見参に入
候はさらん事こそ、心にかゝりて候へ、
あさましく候、そのやうは、
こまかにさきのひんに、いくまへ
申候し、いまは
まいりつき候ぬらん、
さていつそやも申候し、
かしわきのさかいのさた
へちのしさいも候
ましきよし、人々
申候、はうのをかれて候
よし、うけ給はりて候へは、
よもくるしう候はし、そのうへいまも、
みなさのみこそ候へと、人申候ほとに、
少輔とのゝ御文をかまへて給はり候はやと思て候、
よきやうに申させ
をはしまし候へ、
左近の大夫入道とのはたひて候し、
つけて候へとも、かろく思はれて候
やらん、かなはす候、
おほくこれはかりこそ、
たのみたる身にて候に、とし月
しやうたいなく
なされて候つるに、いまゝて
又かくとゝこほり候、
申はかりなくなけき覚て候、
としのうちよりの風のけ、なかゝゝしく候て、
いたく大事なる事は
候はねとも、をこりゝゝゝし候へは、
いてたちにて候らんと、
心ほそうおほえて候とも、いま一と見参に入
候はさらん事こそ、心にかゝりて候へ、
氏名未詳書状(詳細)
- 金文番号
- 2946
- 和暦年月日
- (鎌倉時代後期)
- 成立
- 鎌倉時代後期
- 形状
- 竪紙(礼紙)
- 料紙
- 楮紙
- 法量 縦x横
- 32.7 * 51.5
- 紙数
- 1紙
- 紙背
- 『秘鈔口決〈異尊巻二〉』(釼阿本)第十一紙
- 付加情報
- 影字あり(氏名未詳書状、『金』未収)、
- 整理番号
- 1492
- 最終更新日
- 2011-11-29