氏名未詳書状

こそまいらせ候に、これも              かゝれはとて、そのゝちかゝる            心なき御事候ましく候、                これほと心さしをいたしまいらせ候なから、かやうに申候へは、あいなくおほし            めし候はんすらんとをかしく候、          このまつせいを御らん候へ、            又たうしかまくらしつかに候よし、          うけ給はり候、うれしくこそ候へ、          これにもたうしへちの御事なく候、         とくゝゝ御のほり候へく候、              いのりまいらせさせ給候へ、             さても、たうせんへちの事なくつきて候、     めてたくこそ候へ、あなかしく、
御こつから、かやうにて                ミ候、なかにはいくつかいり             て候らん、しり候はねとも、              ときひろけ候も、わつらひ              にて、これはたゝ、天王寺よ             りしたゝめて候しまゝに                 て候、ニつゝみまつまいらせ候、          京かまくらより、ひんきに               つけてまへると申候事は、             ふんはこ一なとこそ候へ、かやうに         をひたゝしく、にかゝゝしく、               むまくるまにいれぬへきもの
 

氏名未詳書状

金文番号
2948
和暦年月日
(鎌倉時代後期)
成立
鎌倉時代後期
形状
竪紙(本紙)
料紙
楮紙
法量 縦x横
32.4 * 50.5
紙数
1紙
紙背
『秘鈔口決〈本鈔第十六巻〉』(釼阿本)第二十一紙
付加情報
影字あり、
整理番号
1494
最終更新日
2011/11/29