氏名未詳書状

御文にては思ほとも申され候はす候、       たれゝゝへもみな御事つけ申たく候へとも、   をなし事を、さのみ事と思まいらせて候、又    あの御方にあまりにゝゝゝゝけさんに       入たく思まいらせ候、                  かまくらに候はゝ、さすかやすき事にて候     へき物をとおほえ候て、               また長老の御事、御心やすき御事にて候はゝ、  二三日にも御わたりも                 候なましなと、かたゝゝ見参に            入候はん事、心もとなくのみ               おほえてこそ候へ、                  よろつ、つくしかたく思まいらせて候、        あなかしく、

『(切封上書)
  □□□御房御方へ 〈まいらせ候〉』

氏名未詳書状

金文番号
2950
和暦年月日
(鎌倉時代後期)
成立
鎌倉時代後期
形状
竪紙(礼紙)
料紙
楮紙
法量 縦x横
32.1 * 51.0
紙数
1紙
紙背
『薄草子口決』(釼阿本)巻十五第八紙
整理番号
1496
最終更新日
2011/11/29