氏名未詳書状

れんしん(蓮心)申候、  御いて候て、大事は(果)たして候つる、
  申つくしかたくうれしく
  おほえさせをはしまし候、
  御いての時は、かまへて
  いらせおはしまし候て、
  仏法の御物かたり候へ、
  それのみこそ、うけ給はりたく思ひ
  まいらせ候へ、
  このよしを申させ給へ、
御いてのさふらひつる御事、
あまりにゝゝゝゝうれしくおほえさせ
おはしまして候、なこりの
あめ(雨)に、御心くるしく思ひ
まいらせ候、いつ御返
にて候やらん、御おほつかなく
おほえさせをはし
まし候、一大事と
心くるしく候つる
御事、は(果)たして、

氏名未詳書状(詳細)

金文番号
2557
和暦年月日
(年月日未詳)
成立
鎌倉時代後期
形状
竪紙(本紙、切紙二紙を上下に接続)
料紙
楮紙
法量 縦x横
32.1 * 49.8
紙数
1紙
紙背
『相応経見聞〈私〉』(釼阿本)第四紙
付加情報
影字あり(八五六ー二長井貞秀書状)、
整理番号
1501
最終更新日
2011/11/29