氏名未詳書状

  それをたつねもとめ候つるほとに、
  御返事に申にて候、
  心もとなくおほえて候、
  きやうをは二日たちて候し、
  はやくつきて候と、人は申候、
  かまくらのしつかならてこそ、申
  候しやうになと申候し時に、
  よろつ御おほつかなく候て、
昨日はさるの時はかりに、
つきて候しに候、そのやうも申候、
又六はらとのゝ御文の
候も、けふまいらせ候はんとし候へは、
御つかひたつね候へは、
このほとくたひれて
候つる物とも、
たかひ候て、

氏名未詳書状

金文番号
2961
和暦年月日
(鎌倉時代後期)
成立
鎌倉時代後期
形状
竪紙(本紙)
料紙
楮紙
法量 縦x横
32.6 * 50.8
紙数
1紙
紙背
『秘鈔口決〈本鈔十一巻〉』(釼阿本)第十紙
付加情報
影字あり(一五〇七氏名未詳書状)、
整理番号
1508
最終更新日
2011/11/30